Iris 藤本 純輝

  • Iris

藤本 純輝
MEDIA:油彩、綿布
YEAR :2020

提出作品の解説
私はモチーフの持つ形態や色彩などの特徴を絵具に変換し、一筆ずつ、繰り返し描く。一つ一つは形態が単純化された具体的特徴のないただの絵具の塊だが、離れて見ると図像が出現する。単純化された形態と絵具の集積によって生まれる幻影は、絵具と図像の性質によって、対象の認識を相互に変容させる。一筆ずつ繰り返し描かれた絵具の集積によって画面に一つの図像が出現する現象に、植物の葉や枝の群生との共通点を感じる。葉っぱ一枚一枚はただの葉っぱだが、集まると一本の木になる。葉を見ようとするとそれは葉になり、木を見ようとするとそれは木になるように、お互いを変容し合う。同じように、画面に置かれた絵具の塊は、一つの図像とただの絵具の塊である物質に対する認識をお互いに変容させ合う。葉を絵具に置き換え、一筆ずつひたすら繰り返し描かれた絵具の集積は一つの図像を創出し、お互いに変容し合いながら鑑賞者に陽炎な幻影を見せる。

大きさ
(幅×奥行×高さ)
1300mm × 30mm × 1620mm
重さ
カテゴリー
販売価格
¥ 110,000 円(税込)
  • 送料、梱包料はお客様負担となります。実際の料金はメールにてお知らせいたします。
  • ご購入いただいた商品は2週間以内に到着いたします。海外への発送、海外からの発送は場所によりそれ以上かかる可能性がございます。到着しない場合は お問い合わせフォーム よりご連絡くださいませ。

Profile

藤本 純輝

私は、山や川、本や映画、音楽やアニメなど、自身が生きている中で体験・経験を通して触れてきたものをモチーフに、そのものが持つ固有の性質と繊細に向き合います。
素材や色、筆致の配置など、モチーフの持つ固有の性質と互いに補完しあえるようにその都度慎重に選択を重ね、絵が唯一無二の存在となるように画面を創出していきます。
描かれるイメージは様々ですが、共通してモチーフの持つ本質の部分に迫り、表層の再現や模倣ではない新たなモノ・存在を生み出そうとしています。
また、私は絵画制作において、支持体となる布に対して工夫をしています。一般的に絵画は、キャンバスなど厚い丈夫な布を支持体として用いますが、私はキメの細かいガーゼ生地のものやキメが荒く透けて見えるものなど、様々な質感の布を描きたいイメージに合わせて選び、支持体として用います。